6ix9ineが慈善団体への寄付を拒否された話 

こんにちは。友達がリツイートしてた表題の件について、基本的な前提知識と、僕の感想を書きます。読者さんに読んでよかったと思ってもらえるような感想を書けたらいいな。(笑)

 

ことのあらまし(フェノメナルより引用

4月頭に釈放された(逮捕されてた)Tekashi・6ix9ine(以降テカシと表記)が慈善団体"No kid hungry"に対し20万ドルの寄付を申し立てしたところ、団体側が「私たちの使命と価値観にそぐわない活動をする寄付者からの資金提供を拒否するというポリシーのもと」受け取りを拒否した。

 

慈善団体の言い分

No kid hungryのイメージに合わない活動をする人から寄付を受け取ることがイメージ低下につながるかもしれないから拒否したと考えられるが、そもそも本団体のポリシーとはいかなるものなのか。少しリサーチしてみた。

no kid hungryを経営しているのは"share our strength"というNPOで、ざっくり言って「アメリカの貧困をなくす」というミッションを掲げて活動を行っている。

share our strengthサイト内の"partnership"ページにあるinfluencer応募欄に記載されてたのが、

If you’re a chef, celebrity or thought leader, the most valuable strength you have to share may be your network or your audience.

 

芸能人やシェフである方の聴衆(おそらくファン全般を指す)とのネットワークが頼りになる。とのこと。

no kid hungryのサイト内で実際に紹介されてるcerebrityは

Amandra stenberg 女優かつフェミニズム活動家

Jeff bridges アカデミー賞主演男優賞に選ばれたことのある俳優

Ayesha curry 女優で、料理本の著者でもある

Curtis granderson プロ野球選手

Duff goldman パティシエ

など、食にかかわる方 俳優の方が多い。

確かにパティシエのファンは食糧問題に関心ある人多そう。。

なんで俳優はオッケーなんだろ。

 

テカシが芸能人であるとすればの話だったが、そうでないとすれば一般人として寄付できるページがある。そのページには寄付者に求めるポリシーは存在していなかった。

 

いずれにせよ、テカシの申し出を断った根拠となるポリシーなるものは明言されていなかった。

 

6ix9ineの言い分

ちなみに6ix9ine、みんな最初から読めましたか?ぼくはロキックスキュインと読んでました。

彼の素性を調べますと、どうやらやりたい放題のお騒がせラッパーのようでした。

中学時代にぐれて退学

13歳の少女に暴行

数々のビーフ(ラッパー同士のけんか)

ギャングとつるむ

暴行 恐喝の容疑で逮捕

終身刑を言い渡される

減刑のためにギャング仲間をチクる

あげだすとキリがない悪事。超ワルですね。

 

コロナの影響で予定より早く出所し、リリースした新曲「gooba」がバズる

めっちゃインフルエンサー

出所後、「このパンデミックのなか、自らの命を危険に晒しながら他の人たちの命を救おうとしてくれている看護師や最前線のヒーローたちのため」にと、no kid hungryへ寄付を申し立てをし、拒否される。

「no kid hungry は罪のない子供たちからおもむろに食べ物を奪った。こんなに残酷な行為は見たことがないよ」と彼らの対応を批判した。

 

想像に難くない反応

「子どもが幸せになるのが一番なら、プロセスは問題ではない。no kid hungryによる寄付者の選別は不必要で勝手なものではなかったのか。」

「セカンドチャンスのシステムはじめ、罪人へのやり直しチャンスを与えてくれるアメリカの寛容さをもってしても、個人の過去と現在を完全に切り離して評価はしてくれない。」

「悪い人の寄付はなんとなくいやなのかな」

ぱっと想像したらこんな意見が多そうですね。

僕がそもそもテカシ側なので記事自体がそっちに偏ってることはあります。すいません。(笑)

 

僕の付加価値

リサーチをもとに一歩踏み込んで推測したら、大人の事情が見えてきた。

・テカシの寄付金の拠出源が違法である懸念があるということ

アーティストとしての活動以外にギャングとのかかわりをもち、違法なやり方でお金を得ていたテカシ。寄付金に汚れたお金が入っている可能性はないとは言い切れず、もし受け取ってしまったら間接的に犯罪にかかわったことになるという懸念が想像できる。

そもそもshare our strengthは政府から約400万ドル、企業から約500万ドル、個人の寄付からは約600万ドル、合計でおおむね1500万ドルの収入を得ている。それゆえ、その約1%である20万ドルを、リスクを冒して受け取るのは割に合わないという判断するのは合理的でしかない。

 

・テカシの自己顕示でしかない→不快

上で述べた通り、no kid hungry のサイト内には匿名でお金を寄付できるページがある。インフルエンサーとして適格でないにしても、代わりに一般人からの寄付窓口からお金を寄付することだってできたはず。

にもかかわらずあえて大きな声で寄付を公言したのは少なからず売名を視野に入れていたともいえるし、ビーフや少女の暴行ビデオで手段を択ばず注目を浴びようとしていた過去があるゆえに、そうではないとは言い切れない。

もし本当に売名が目的なら慈善活動を食い物にしているという印象をうけるし、それで本団体が不快に感じるのは納得だ。

 

まとめ

なんか、悲しいなあ。国がチャンスを与えるといったところで、人間はやっぱ他者の印象を過去の所業と切り離して考えることはできない。

テカシが本当に善意から寄付したとしたら、それすら受け取ってもらえないという現実は心が痛む。

俺が子供だったら、過程はどうであれ何か善意でプレゼントもらえるのはめっちゃうれしいけどなあ。

売名のやりかたとしてはモラル的に前進してるとは思うんだけどなあ。

なんかいたたまれなくなったので映画「ジョーカー」見ます。(笑)

おやすみなさい